ュージカル「青空の休暇」公演のお知らせ
友人・知人の皆様 暑中お見舞い申し上げます。鹿児島の柳田一郎です。
原爆投下の日が過ぎ、終戦の日が近づいてまいりました。
私の所属いたします財団法人鹿児島県文化振興財団のお知らせを申し上げます。
●●●ミュージカル「青空の休暇」公演のお知らせ●●●
真珠湾攻撃から50年(原作時代設定)、かつて真珠湾爆撃のため大空に飛び立った若者達も老人となった。再び訪れた常夏のハワイで繰り広げられる男3人の珍道中!
「行こう!パールハーバーに」、「帰らざる日のために」、「飛行機を空に」、50年後の平成3年12月8日、全ての後悔を捨て飛行機のエンジンをかける。今度は永遠の平和のために。
8月24日(水)宝山ホール(県文化センター)午後6時開場、6時半開演、全席指定前売り:一般3500円、高校生以下2500円(当日500円増)、お問い合わせ:宝山ホール099-223-4221
推薦の言葉:原作は、幻冬舎文庫から発行された辻仁成氏の「青空の休暇」です。この原作をもとに、かなりシリアスでデリケートな内容を大胆なミュージカルにしたものです。
人はなぜ生まれ、死んでどこに行くのか、夫婦愛とは、戦争とは、大人の青春とは…戦後66年が過ぎた今、風化していく戦争体験を少しでも振り返りたいという思いから御紹介申し上げます。
ところで、うんちくでございます。主人公3人が真珠湾攻撃当時に乗った飛行機、それは日本海軍の「97式3号艦上攻撃機(きゅうななしきさんごうかんじょうこうげきき)」です。当時世界最高の機能を持った軍艦攻撃専用の飛行機です。
私は、海軍鴨池飛行場(現県庁舎敷地付近)で撮影されたこの飛行機の写真を見たことがあります。
これは、操縦員、通信員、偵察員の乗る3座式(3人乗り)の飛行機であり、魚雷と爆弾により真珠湾の米軍艦群に壊滅的被害を与えました。映画「トラトラトラ」で軍艦に魚雷などを投下する飛行機です。
さて、この時の攻撃は全世界の軍隊に水上艦船に対する航空攻撃の威力を見せ付け、大きな衝撃を与えました。この事実を直ちに作戦に反映したのが、まさにその時に甚大な被害を受けたアメリカ海軍でした。その成果は、先の大戦末期、日本海軍を完膚なきまでに叩きのめす力となっていきました。アメリカは「常に学ぶ国」といえるのでしょう。日本海軍による華々しい真珠湾空襲の勝利は、既にその時に「敗戦」への道を歩み始めた瞬間だったのです。同じあやまちは繰り返してはなりません。そう思います。
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