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2009年5月

2009年5月 8日 (金)

5月6日の撮影について

この日は大変でした。制作・撮影のスタッフが不摂生から(本人は知林ヶ島へロケハン、イメージの撮影で渡ったためと言ってます)足が痛くなり、思うように動けずて困り果てました。現場はコスモス幼稚園、グランドピアノを弾く靖恵先生と指宿高女の生徒のシーンは見事に撮りきりました。靖恵先生と、幸恵先生の絡みもうまくいきました。おてんばでちょっと天然な靖恵先生に対して、クールながら、本当は優しい幸恵先生との絡みも実にうまくいきました。生徒はあの時代の子供たちのように天真爛漫です。

その後、苦労して探した給食の調理施設、食事をする場所がぎりぎりで確保できたり、みなさんのがんばりでなんとかいい絵を撮ることができました。
午後は北指宿中を舞台に指宿高等女学校の下校風景を見事に(笑)再現しました。うーんうまくいった。とは制作スタッフの自画自賛の一言、今日はばたばたしたので写真はなし。

2009年5月 6日 (水)

クランクインの様子

昨日は朝からみんなてんてこまいでした。出水市やいちき串木野市から駆けつけるひとたちはもちろん鹿児島市、現地指宿のスタッフは多分5時〜6時起きだったでしょうね。集まるとみんな元気よく挨拶していましたが、現場をお借りしていただいて指宿海上ホテルはまさにゴールデンウイークの真っ最中、車の数もはんぱじゃありません。第二駐車場に駐めたり、とりあえず機材だけおろして移動させたり大忙しでした。
なにしろ昔の婚礼をやろうというので、美容室の先生の指導の下、三三九度の儀式をする瑠璃華ちゃんと、まきちゃんは綺麗に着飾り、神妙な顔です。列席するお客様もスタッフも緊張しています。
割に、予定通り進んでみんなで昼ご飯を食べて、第一現場は終了。
次は、花嫁を嫁ぎ先へ送る一行の撮影。今和泉島津家の隠居所で撮影したり、峠に見える景色の綺麗なところで撮影したり、そして旧家の門の前で撮影して今日は終了しました。

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2009年5月 5日 (火)

衣装、小物の準備・確認

2日にスタッフが集まり、今後の撮影に使う衣装、小物をチェックしました。撮影当日に「あれっ、この役者の着物、ないねえ」ではすまされないんです、今回は。昭和18年から20年が舞台なので、衣装が特殊で、あれ、変わった、ではすまないからです。
スタッフが集まり、喧々囂々とりあえず全部すみました。婚礼の衣装、当時の女子校の先生の服装も木星美容室が用意してくださることになりました。感謝感謝Pict1562
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右の写真は小百合役の田中かおりさん。今日は手伝いに来てくださいました。Pict1565

こんな感じで始まりました。写真をどうぞ

今回は本読み、立ち稽古から入りました。総勢28人の役者と8人のスタッフが集まりました。写真は左から、靖恵役林さんと、その恋人直行役の下川さん、幸恵役の福永さん、崇役の白間さん、真ん中は監督と、音響の中村さん、右は真剣に本読みする面々です。


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2009年5月 4日 (月)

指高女の音楽の授業

これは参った。だって木造の教室がない。現代86歳の主人公が当時を振り返ると、まず出てくるのがこのシーンで、かなり印象強く表現したいんだけど、無い。指宿市内をまわってあきらめかけたところへ思いついたのが幼稚園。これならスタジオみたいな今の高校や中学の音楽室と違い、まだまだぬくもりがある。それで親しくさせて貰ってるコスモス幼稚園の池水氏に頼むと二つ返事。なんとかなりました。でも予定している、滝廉太郎の「花」の著作権がまだ不明。

まだまだ

それから衣装。この問題があって「砂の道の向こう」は撮影が不可能だと思い、断念しかかってたんだけど、みんなで頑張ってなんとか揃い始めました。なんといっても舞台が昭和18年〜20年、今の服装と全く違う。運良く近所に指宿高等女学校卒の方がいらっしゃって、当時の女子高生の服装、先生の服装がネックでしたが、当時の写真まで手に入り、検討することができました。それによると生徒はセーラー服、だが、あんまり揃ってないから何でもいいやと夏は白いブラウス、先生は着物に袴、それに草履、なんとカッコ良い!!
それに往時の女子校の先生でかなり美人も発見、きりっとした知的な方です。こりゃあ、もうアニメおたくの世界かな。
そして、婚礼。これが困った。参列者の服装も美容室の、これまた指宿高等女学校卒の先生が偶然いらっしゃって当時の事をいろいろ教えていただきました。男性はもちろん羽織袴。女性は着物、これは留め袖、花嫁は黒い振り袖に角隠し、そして三三九度をするのは12歳〜13歳の女の子だったそうです。それらを全部再現することにしました。指宿海上ホテルの松崎さんも乗ってきて、当時はやっぱり黒ジョカだよ、黒ジョカを出そう、とか金屏風は今風、このホテルに伝わる京都で作った屏風があるからそれを出そう、と言い出す始末。そしてやはり、花嫁は生まれ育った実家から媒酌人に連れられて嫁ぎ先へ。これもまたやっちゃうんです。そのために何回もロケハン。これは鹿児島弁でいう「ゴゾンケ」漢字で書くと、たぶん「御前迎え」高貴な方をお迎えする、と言う意味じゃないかと思います。鯛の魚ももちろん用意します。いやあ、楽しみ、そして怖い!

大がかり

今まで2本、厳密にいうと3本制作して、いろいろな事がわかりました。それはもう筆舌に尽くせないほどの事です。
例えばムービープロジェクトの映画は映像は良いんだけど、音が良くない、騒々しい、大きくなったり、小さくなったりする、役者の演技が一様でない、オーバーな演技、素人っぽすぎる、声が出てない、声が大きすぎる、風の音がマイクに当たってぼーぼーうるさい、いわゆる環境音が入りすぎる、撮影してるのに他の人がしゃべっててそれが入ってる、季節が不明、時間が不明、ばたばたシーンが変わりすぎる、等々。自分でここまで言っちゃうんだからそれほど酷かった。で、今回はすごいよ。まず、いきなりの撮影はしない、リハーサルを入念に繰り返し、なんと今までの課題だった絵コンテまで描いちゃう。カメリハもその時やっちゃう。入念なロケハン。今回は将来役者希望の方が多いので、気合いの入れ方が違う。それから機材にもお金をかけました。安いやつですけど、本格的です。例えば撮影用カメラのレール(4m50cm)、フィッシングポールと言う手持ちのマイクスタンド(役者の顔近くまでマイクを近づけるやつ)、つり下げようのマイクスタンド(演技者の真上にぶら下げる)、長らく壊れたままになっていた照明用の電球、それから今までもあった照明用の反射板。もう完璧です。そして5日の撮影は「トリオ」でお世話になった鹿児島市のアクターズファクトリー、こちらももちろん撮るので2台カメラです。

「砂の道の向こう」の制作始まる

やっとやっと、「砂の道の向こう」の制作が始まったことのご報告が出来ます。実はもう随分早くから始まっていました。
プレスリリースをこっそりやって、大々的に報道されて、役者、スタッフ募集ができました。その結果、今回はかなり指宿市外からの応募が目立ちました。遠い方はなんと出水市から!元気な元気な中学生です。他にも霧島市、いちき串木野市、鹿児島市、からやってきました。もちろん我が指宿市からも参加しています。指宿ムービープロジェクトに参加する資格はいかにいぶすきを愛してくれてるか ?にあるんですが、そこは皆さんそれぞれ思い入れがあるようです。おばあちゃんの故郷、両親が指宿出身、家族でよく砂むしにやってくる等々、なので全員採用!!

太平次 旅立ち

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    指宿ムービープロジェクト制作の6つめ(名義は7作目)の映像は指宿まるごと博物館と共同で制作する「TAHEIJI旅立ち」 幕末の指宿に生まれ、海上王として花開き、日本の長者番付でトップになり、島津藩の逼迫した財政を立て直し、ついに明治維新へと舵を切らせた希代の英雄、濱崎太平次を多くの資料や聞き書きによって脚本化し、念願のドラマを今年造ります

好奇心の漂流記

  • 打ち寄せる青い波
    2010年7月からクランクインした「好奇心の漂流記」もやっとクランクアップが見えて来ました。とは言え、今日も「見た目」「イメージ」「・・・」を撮影に1人うろうろ、してる人物がいます。今年こそは指宿市民会館で上映できると張り切っています。このアルバムはブログで紹介できなかった様子をそのままお見せしています.

ふるさとCM撮影

  • 菜の花畑で
    3月30日、春休み最後の日を利用して、菜の花が最後まで残った池田湖の菜の花畑をお借りして撮影しました。締め切りは今年9月ですが、菜の花がテーマなのでいち早く撮影しました。なんと1日で。

5年後の縁結び

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    2008年9月7日日曜日クランクアップの日。今まで携わってくれた方全員は集まれませんでしたが、中学生を中心に知林ヶ島が見える海岸に集合しました。最後の撮影はまた、大急ぎで行われ、なんとか撮り終わりました。この後、記念撮影の後、制作サイドで用意した記念品を配り、主演の宮田絵里花 さんと若松大義くん、それに最年少の輝帆ちゃんとひなちゃんに花束贈呈をしました。絵里花ちゃんたちはサプライズとして、みんなで色紙を書いて制作統括に渡し、統括は目を潤ませるといった1シーンもありました

トリオ撮影日記

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    指宿ムービープロジェクト実験ドラマ「トリオ」の撮影風景です。たった6日間の軌跡です。しっかり、楽しんで、たくさんの思い出を残し、良い映画を作りたいです。

今までのナイスショット

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    今まで撮影した中、あるいは、スチールを撮りに行った時のナイスしょっと等載せました。この中からアイドルが生まれるかもね

入院中の望美

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    ヒロイン;望美が事故に遭い入院してるのがこの病院、最初の話では鹿児島市で事故に遭い、救急車で鹿児島市内の病院に運ばれ、指宿市内の病院に転院という設定でしたが、救急車が指宿市内まで運んでくれたことになり、この南記念クリニックで撮影させていただくことになりました。というのはカメラマンの樋園さんがここで理学療法士として働いているため。先生その節はお世話になりました。

事故シーン

  • Photo
    指宿中央自動車学校と鹿児島中央駅キャンセビル横で撮影した事故シーンの写真 役者・スタッフを前に前説をするむっちゃん、寒さの中をじっと耐えるエキストラの面々、等見所充分。とはいえやはり、血だらけで横たわる望美嬢の悲惨さに目をつぶることはできません。 この日は2つの街が現場なのと大勢の方に協力を頂いているのでもう、大変でした。雨も降ったりやんだり、突然晴れたり、もう、どっちかにしてくれ、撮影できないよ
フォトアルバム

指宿ムービープロジェクト関連サイト

  • FB  指宿ムービープロジェクト
    指宿市を舞台に映画作りをしています。指宿が生んだ幕末の豪商、浜崎太平次と指宿に伝わる篤姫の話しを映像にしました
  • 指宿ムービープロジェクト公式ホームページ
    指宿ムービープロジェクト実行委員会のすべてを掲載しています
  • 指宿市役所
  • いぶすき菜の花マラソン実行委員会
    新年第二日曜日に指宿市内で行われるマラソン大会。沿道には早咲きの菜の花が咲きそろい、市民が応援する、おもてなしのマラソン大会来年で29回うぃ数える、14,000名を超える参加者がある。
  • 平成版IT湯治
     湯治という営みは、まだ病院や医学の知識も無い遠い昔から、人々が元気になる為の手段として有りました。 労働や、日常の様々なストレスの中で疲れた心と体を、薬でなくとも温泉や自然、静かな環境などが癒してくれることを、人々はその体験から知っていたのです。  この体感的に感じていた温泉の湯治効果を、現代のIT技術で、目で見て判るかたちで知り、それを観光や日常の健康づくりに活かそうという試みが、指宿温泉で始まりました。  それが「平成版IT湯治」です。