美(うま)し花
山川の成川方面へバスで足をのばしたのはサリナ一行。美しい歌声が聞こえて来る方角へ行ってみると小さな女の子が無心に聞いたことの無い歌を唄っています。でもどこか懐かしいその歌についてサリナが訊ねると、おばあちゃんが立ち上がり、古くから伝わる歌で、人の自分さへ良ければ良いと思う心のおかげで滅びそうになったこの故郷を、不思議な乗り物にのった女の子が救ってくれると言う、不思議な歌だといいます。一行はまるで菜々と菜美のようだと思い、謡を捜索の一人に加えます。
美し花
人が怠り 天地の怒りを受けし同胞が 悔やむ心も遅き時 この地はすでに滅び行く
美し花の子が 遠つ国より野辺に舞い降りて 生きとし生けるもの全て 救うためとて光あり
多良よ 池よ 開も 長よ
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