一郎博士2
みのりの誕生日の10月5日に一郎が贈ったCDスティーヴィーワンダーの「心の愛」、「新年を祝うのでもなく、チョコレートで来るんだキャンディのような心を捧げるのでもない、春が訪れたのでもない、歌うような歌もない、今日はありふれた日・・・・、ただ、愛していると、電話したかっただけ、僕の気持ちを伝えたかっただけ、心から愛しているよ・・・」という内容。これから2人は恋人としてつきあい始めました。大学をでたみのりは鹿屋市内の小学校に赴任、一郎は大学院へ進み、ときどき福岡でデートを重ねました。大学院を終えると一郎は大学に残り、地球の危機をはっきり意識し、世界に向けてメッセージを発信し始めます。増え続ける人口、車、が二酸化炭素を吐き出し、地球はゆっくりと、しかし確実に温暖化していっていることを、そして、南極の氷が溶けて、世界を飲み込んでしまうことを。マスコミや様々会議で提唱されてもそれほど危険は去らなかったのです。一郎はみのりにプロポーズして2人は結婚すると、アメリカに渡り、アメリカで二酸化炭素を減らすように運動を始めます。そして恐れていた海面の上昇が突然起こります・右は現在の指宿市、左が海面上昇後の指宿市です。
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