指宿ムービープロジェクト第7回制作作品 映画 「太平次 旅立ち」制作について
指宿ムービープロジェクト第7回制作作品 映画 「太平次 旅立ち」制作について
指宿市、湊地区に1体の銅像があります。それは江戸末期に生まれ、たった14歳で外洋に乗り出し、巨万の富を築き、薩摩藩が明治維新を成し遂げる裏の功労者となった、指宿出身の浜崎太平次の銅像です。当時、外国との貿易は、鎖国政策をとっていた日本では大罪であり、当時は抜け荷と言う言葉で呼ばれた、言わば密輸です。薩摩藩と組んで行った、黒糖の貿易で奄美大島や琉球で多くの人々が苦しめられた事から、今日もその功罪について意見が分かれるかも知れません。
しかし、北海道から金沢、富山、大阪、長崎、琉球、中国、また更に多くの国へ足を延ばした形跡もあり、その行動力、胆力は目を見張るものがあります。彼は瞬く間に時代の寵児となりましたが、僅か49歳の若さで大阪にて客死しています。
僅かな時間で時代を駆け抜けた、浜崎太平次の業績は今なお私たちの心をとらえて離しません。
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