終わりました。その1
終わりましたね。やっと、と言うか、とうとう(涙&笑)。あまりミュージカル自体の宣伝が出来なかったのと、自治体会議そのものがそれほど市民に知れ渡っていなかったので観客がどれほど入るかとても心配でした。いつも悲観的なスタッフ(むっちゃん)は始まる20分前の客席を見渡し、20人そこそこの観客を数え、「今日はこれだけの観客だそうです、」と心配性の総指揮(下川路)に告げると、総指揮はがっくりして、「ま、良いか、これだけでも、今までの練習を精一杯やるだけだ」と自分に言い聞かせ、でも役者、音楽団員ががっかりするだろうなあ、と早くも涙(笑)。しかし、公演開始5分前には前回と同じくらいの観客数になり、「イントロダクション;これから始まるファンタジー」をやり、数曲を演奏し終わり、なんだか拍手が妙に多いと後を見ると、なんと1200人の収容力を持つ市民会館の空席はほんの数える程、驚くと共にアドレナリンが体中を駆けめぐりました。役者達は自分の目でつぶさにそれを見て取ったのか、練習時より、アクションは大きく、声も大きく、雰囲気もかなり良いステージになっていました。中でも指商ダンサーズの動き、表情はある市役所職員をして「プロのダンサーのようだった」と言わしめました。阿久根先生も評価高く、高山さんとのラブシーンはあまりに息がぴったりで、見ていて気恥ずかしくなるほどの迫力でした。昨年の利右衛門と千代のラブシーンも評価が高かったんですけど、やはり大人の男性と女性の演技、中でもこの2人は演技派なので、良かったですねえ。演出の帖佐さんの凄さを感じさせました。帖佐さんの演出は厳しいので有名ですが、今回は各所に優しさが溢れ、スタッフもうーん、良いねえと誉める声しきりでした。しかし、今回も悪役をやったのりしげからは、厳しさが足りなかったとだめだしを受けてしまいました(笑)。
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