あらすじ
未来からの旅人 あらすじ
激しい風雨、雷鳴、サイレンを鳴らし走り回る救急車、パトカー、温暖化のために少なくなった陸地はもぅ海に飲み込まれようとしている、2106年5月の指宿市。世界的な科学者である今村博士はかつて不思議な体験をした少年時代に、ある任務を持たせて曾孫2人を送り出した。その任務とは、悪の組織「ワーストワールド」が、自分のことだけ良ければ良いように考える電波を出すマシンを破壊してくることだった。未来が海に飲み込まれる原因を作ったのは、人間が自分の便利さだけで生きていくように誘導する、このマシンだったというのだ。
曾孫姉妹の菜々、菜美は100年前の指宿市の魚見岳の山頂に到着する。そこは100年後に今村博士が研究所を作る場所で、殆どが海に沈んだ未来で、ぽっかり海から突き出ている場所である。
洋、みのりといった少年達の助けを借りながら悪のマシンの在処を見つけて破壊するために、少年時代の今村一郎を探し始める。
洋達の担任の阿久根先生はちょっとおっちょこちょいながら、正義と未来のためにクラス中の子ども達を総動員して、一郎を探す。
菜々、菜美が未来から来て地球を救うのは古い伝説になっていて、その不思議な歌を唄う少女 謡にあったり、近所にゴミを捨てに来る人に怒り、自分たちで警備団を組織している京子たちと仲間を増やしながら、博士の少年時代の一郎少年を捜し出す。
一郎少年は父親がなく、孤独感にさいなまれていて、誰も信じようとも、かなわない夢なんか信じようともしない。菜々、菜美が懸命に訴え、やっと重い腰を上げるが、非協力的なままだ。
マシンを守っている未来からやってきたヒューマノイドのリーウオンたちから、マシンの場所を知らせないために一郎少年は誘拐される。
警察も動きだすが、ヒューマノイドのリーウオンたちは異常に強く歯が立たない。そこへ研究所の研究員でじつはボディガードの高山が未来からかけつけ、リーウオンたちから一郎少年を奪回する。おさななじみのみのりはそのとき身を挺して一郎を助ける。一郎は人と人との関わり合いにやっと気がつき、マシンの破壊に積極的に行動するようになる。
マシンを見つけた一行は菜々の持つ腕時計型のイレーザーでやっと破壊する事に成功する。
未来に帰ることになった菜々、菜美は美しい指宿を見たいと言い、何故か未来の乗り物で有るはずの空飛ぶ絨毯を古道具屋で手に入れ、指宿の空を飛ぶ。
巨大な時航機が現れ、それに乗って菜々と菜美のお母さんから未来は美しい環境に戻ったから早く帰っておいでとメッセージが届く。
菜々、菜美は時航機に乗り込み別れを告げる。
コメント